返済の将来像
学生ローンの返済方法は、現在のシステムでは直接店頭に持参するか、もしくは銀行振り込みで返済をします。
現在、学生ローンの返済方法をめぐり、物議を醸している問題があります。
1つは、元金自由返済方式という曖昧な方法を採用している為、残高がわかりにくい、毎月の最低返済額がわかりづらいといった問題です。
2つ目の問題として、元金自由返済の性質上、3年ないし5年以内に完済する為の返済計画が、実行されていないのではないか?との指摘もあります。
このような問題点は、現状のシステムでは、まず改善は不可能でしょう。
大手の消費者金融では、ATMが全国で使える、あるいは、ホームページにログインすることによって、残高を確認したり、次回の返済日や返済額を確認するといった事が可能です。
しかし、学生ローンでは一部の業者を除いて、インターネットでの残高確認やATMの利用はできません。
したがって、年がら年中残高確認や次回の利息額などを電話で確認する必要が出てくるわけです。
このあたりが学生ローンの最大の欠点といえるのですが、では何か良い策はないのでしょうか?
実は、ないこともありません。
例えば、現状のシステムで考えた場合、銀行の自動振り込みシステムを利用するという方法があります。
自動振り込みは予め月々の最低返済額を予約し、毎月決まった日に自動で振り込みが実行される銀行のサービスです。
これならついうっかり返済を忘れるという心配もいりませんし、安心です。
ただ、銀行にお金を入れておかなければならないので、資金的に余裕のない学生ローン利用者にとっは、若干課題が残る点は否めません。
●Webマネー決算
現在、最も有力な方法として考えられるのが、電子マネーやクレジットカードを利用するWeb決済です。
もちろん、学生ローンが電子マネーやクレジットカード決済に対応する必要がありますが、技術的な問題点は楽にクリアできるはずです。
インターネットでの残高確認機能と併用すれば、利用者の利便性UPに繋がることは間違いありません。
●コンビニ決済
現在の学生ローンのシステムでもう一つ考えられる方法として、コンビニ決済があります。
近所のコンビニで学生ローンの返済ができれば、利用者にとって相当便利なものとなるはずです。
●ネットバンク決済
最も現実的な方法がネットバンクを利用した返済です。
学生ローンの利用者全員がネットバンクの口座を開設すれば可能です。
ネットバンクは送金手数料が安い上、昼夜問わずいつでも振り込みができるので非常に便利です。
この方法は、現在の技術ですぐにでも導入可能なサービスです。
ざっとこれからの学生ローンの未来の返済方法を具体的に妄想してみましたが、実現すればかなり便利に、より身近な存在となるのではないでしょうか。